April 24, 2007

EX.1 スイッチとLED その1

さて、最初のプログラムはスイッチを押すとLEDが点灯し、離すと消えるというプログラムです。

まず、スイッチとしてINPUTをクリックし、ButtonからInternal Pulldown N_Oを選びます。このスイッチの接続は、PSoCの入力端子が内部で抵抗によってプルダウンされていて、スイッチを押すと入力端子に電圧が加わり、離すと入力端子の電圧がゼロに落ちる回路です。Nameの欄にSwitchとキー入力しておきましょう。(後でも変更可能です)



次に、OUTPUTをクリックして、DisplayのLEDからSingle ColorのOn/Offを選びます。Nameには単にLEDと入れておきます。Initial ValueやCurrent Modeはそのままにしておきます。


SwitchとLEDをマウスでドラッグして、適当なところに配置します。


では、これから本格的な(?)プログラム開始です。
LEDを右クリックして、Transfer Functionを選び、その中からTableLookupを選んで、OKをクリックしてください。


入力の選択画面になりますのでSwitchを選び、Nextをクリックします。


すると下の画面が表示されますが、今回は機能の追加はしないのでNextをクリックします。


Expression AssistantとTableLookupが表示されます。


今回はExpression Assistantは使わないのでウインドを閉じておきます。


ここで、Switchの下に薄い黄色で表示されたOffとOnをドラッグして画面のように配置して、OKをクリックしてください。


そうするとSwitchとLEDは赤い糸で結ばれます。


では、動作の確認をするために画面上方にあるSimulationのタブをクリックしてください。この時、プログラムに名前を付けて保存するよう言われますので、適当なフォルダを選び「SW_LED01」と名前を付けて保存してください。自動的に「SW_LED01」フォルダが作られ、必要なファイルがその下に保存されます。


ここで、Switchの左に表示されているOffとOnの横にある丸を順にクリックしてみてください。それに応じて、LEDの右横にある表示がOFF 0とON 1に切り替わります。SwitchがOffの時にLEDがOFF、SwitchがOnの時にLEDがONになれば、プログラムは正常です。

では、実際にPSoCに書き込めるようにプログラムをBuildして見ましょう。画面右上のBuildをクリックしてください。


PSoCを選ぶためのウインドウが開きますので、CY8C27000からCY8C27443-28Pinを選んでください。今回他の設定はいじりませんので、Nextをクリックしてください。


次にピン配置のウインドウに変わります。ピン配置をMiniEval1に合わせるためにSwitchを17番ピンのP1[4]に、LEDを20番ピンのP2[0]にドラッグし、Nextをクリックします。


しばらくするとBOMの画面となります。
SW_LED01_BOM.htmをクリックすると部品表が、SW_LED01_DataSheet.HTMではデータや各設定(プログラムの一部)が、SW_LED01_Schamatic.HTMでは回路図などが表示されます。


では、PSoCにプログラムを書き込んで見ましょう。
MiniEval1にCY8C27443を差し込んで、MiniProgを付属のUSBケーブルでパソコンに接続します。初めてMiniProgを使う時にはWindowsが認識の処理を行いますので通常の手順で処理してください。
MiniProgの認識が終わったら、ウインドウ右上のProgramをクリックしてください。そうするとPSoC Programmerが立ち上がります。
PSoCの選択やPSoCに書き込むオブジェクト・コードの読み込みは自動的に処理されます。


もし、ここでMiniProgのファームウエアのアップグレードをするようにメッセージが表示されたら、UtilitiesのUpgrade Firmwareでアップグレードしてください。

さて、PSoCにプログラムを書き込んで見ましょう。MiniProgをMiniEval1のコネクタに差し込み、Programをクリックするだけです。


プログラムの書き込みが終了したら、実際に動かしてみましょう。今回は消費電流が小さいのでUSB経由でMiniProgから給電して見ます。PSoC ProgrammerのToggle Device Powerをクリックしてください。ウインドウ下のNot Powered(緑)がPowered(赤)に変わり、MiniEval1のPWRと書かれたLEDが点灯すれば、電源は供給されています。


MiniEval1上のスイッチS1を押してみてください。LED P20が点灯すれば、プログラムは問題なく動いています。
Posted by onchanks at 20:23:18 | from category: PSoC Express | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
Comments

yaokuma:

原因もしくは対策はありますか?
自分のセットでは、CY8C29466-24PXIなのですが、これにあわせて、石を選んでBuild
しようとすると、エラーがでます。
PSOCExpressのダウンロードから始めた方が
いいのでしょうか?
(違うバージョンを落としたのでしょうか)
とりあえず、今から、秋月に行きます。
(May 04, 2007 11:01:45)

onchanks:

基本的にBuildの時は回路構成が実現できるものでないと選べないようになっていますので、通常なら、問題なくBuildできるはずです。
PSoC Expressのバージョンは最新版を使われていますか。
(May 04, 2007 14:36:17)

yaokuma:

パステルさんのサイトに注意事項が書いてありました。最新版を早速落とします。
オークションで落札した基盤は、27000番台なので、まずこちらで試します。(秋月では、売り切れでした…トホホ)
(May 04, 2007 19:50:27)
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